
どうも!しんパパです。
ロードバイク歴7年のホリデーライダーが、
ロードバイクの選び方のポイントを伝授します!
【これだけは押さえておけ!】ロードバイクの選び方、そのポイントを解説
さぁ、ロードバイクを買おう!と思った時、どうやって選べばよいか分からない!そんな悩みはありませんか?数あるロードバイクの中から、自分に合う1台、その探し方・選び方のポイントを教えます。
家電をポンと買うようにロードバイクを買ってしまうと後から余計な手間やお金がかかってしまうことがあります。乗り始めてすぐに「サイズがしっくりこない」、「コンポはグレードの高い物の方が良かった」、「もっと軽いホイールが欲しい」こんな風に思い1-2か月で直ぐに交換してしまう人を沢山見ています。
ロードバイクのパーツ類は高価な物が多いので、購入する際は自分が何をロードバイクに求めるのかはっきりさせた上で、サイズ・買い方を決めていくと無駄な買い物を少なく出来ます。
- どんなロードバイクが欲しいかを決める。
- 詳しくは⇒ [ロードバイク最初の一台の選び方]
- 自分に合うサイズを知る
- 実物に跨り、自分に合う大体のリーチとスタックを知ろう
- 完成車かバラ完 (フレーム買い)か
- 欲しいセットがあればお得な完成車、好みのパーツで組めるバラ完
どんなロードバイクがお好み!?
まずは、自分が欲しいロードバイクはどんなものかを考えましょう。ロードバイクで何がしたいのかをちゃんと考えておくとイメージしやすいです。ヒルクライムレースに出たいのなら軽量カーボンに軽量コンポ、グルメライドで良くバイクを立てかけておくならアルミに、最低限の105コンポといった具合です。よく考えて
具体的な目的は後から考える!取り合えず始めてみたい!って人は以下を参考にしてください。
- 飽きっぽい、道具にこだわらない、初期投資を押さえたい人はアルミフレーム×105コンポ
- 長く続ける、形から入る、道具大事って人はカーボンフレーム×ULTEGRAコンポ
迷ったらリセールバリューの高いメーカー(有名なメーカー。Trek, Specialized, Giant, Look, Pinarello, Bianchi等) のカーボンフレーム×アルテグラ (or 105)を選んでおけば大きな失敗はないと思います。詳しくは⇒ [ロードバイク最初の一台の選び方]
自分に合うサイズを知ろう
ロードバイク選びをするにあたり、前提として知っておくべきは自分に合う自転車のサイズです。自転車のサイズ選びは難しいです。自転車に乗り、続けていくにつれて、最適なジオメトリーは変わります。自転車に適した筋肉が発達し、それに伴い乗車姿勢が変わるからです。最初から100点のポジションを作るのは難しいので、ざっくり自分の体に合うフレームサイズの自転車を選び、比較的安価に交換可能なパーツ (ステム、ハンドル、シートポスト)で対応していくのが基本です。ポイントは以下の通りです。
- 目安はREACH (リーチ)とSTACK(スタック)です
- 跨って確認してみよう
- メーカー推奨の身長がある場合はそれも参考に

目安はリーチとスタックハイト
ロードバイクを選ぶ際は、フレームの「ジオメトリー」を確認しましょう。メーカーのホームページには必ず掲載されています。ただ、ジオメトリー表はとても沢山の数字が載っているため、読み解くには沢山の知識が必要です。完璧に自分の体に合うフレームを探すにはこれらを解読する必要があるのですが、一方、これから始める人がざっくり自分に合うサイズを選ぶために見るポイントはリーチとスタックハイトです。
リーチは、乗車した際のハンドルまでの「遠さ」の指標で、遠すぎると前傾が深く、近すぎると姿勢は起き上がるけれども窮屈になります。リーチはステム・ハンドルでも後から調節できます。ステムの調節幅は1~5cm程度 (7~12cmのステム長さが一般的)、ハンドルは1~3cm程度 (リーチ7~10cmの物が一般的) です。
スタックは、ハンドルをどの位下げられるのか、の指標です。数値が小さいほど、ハンドルを低く設置できます。低すぎる場合は、コラムスペーサーで上げる事が出来ます。ロードバイクでは、サドルの高さとハンドルの高さの「落差」を自分の体格に合わせてセッティングする事でより効率的なパワー伝達が可能になるので重要な要素です。一方、最初の一台を選ぶ際はどの位の落差が適切か、分かりません。分かったとしても、乗っていくうちに変わります。最初の一台を選ぶ際はサイズの目安として確認します。スタックが高すぎるとハンドルの水平位置があがる=フレームが大きすぎて跨げなくなる 可能性があります。 (注:サドル位置で足が地面に届く必要はないです。トップチューブで跨げればOK)
跨げるかどうかの目安として、スタックの他に、スタンドオーバーハイトがありますが、メーカーによっては記載がない場合もあります。記載がある場合はスタンドオーバーハイトも確認しましょう。スタンドオーバーハイトは、簡単に説明すると地面からトップチューブまでの高さ。 (サドルの先端付近の)この高さは必ず股下高さより低い物を選ばないと跨げなくなるので重要です。

跨って確認してみよう
リーチとスタックがサイズの目安になる事は分かったけど、自分に合う数値が分からない!そんな方が殆どだと思います。スタンドオーバーハイトについては、ある程度自分の股下高さを目安に選ぶことが出来ますが、リーチとスタックは自分の体の1つの数値から比較する事が難しいです。なので、実際に跨って見ましょう。予めリーチとスタックが分かるロードバイクを選んで、実際に跨って、それぞれの数値が自分にとってどう感じるかの指標を作ってください。リーチは「ハンドルの遠さ」スタックは「前傾の深さとトップチューブを跨げるかどうか」で考えます。
跨って見るロードバイクがない!そんな人が殆どだと思います。小さい専門店だと試乗車も置いてなかったりするので、少し工夫が必要です。友人から借りられるのが良いのですが、そうでない場合はお住いの地域に、大手販売店 (Y’sロード等)、 メーカー販売店があれば試乗車の有無を確認してからお邪魔しましょう。もちろん、「買う前提」で相談しつつ、ついでに自分に合うリーチとスタックを把握しましょう。
店舗に自転車がある個人店もありますが、「冷やかし」と思われないよう注意が必要ですので、ややハードルは高いと思った方が良いです。意外と盲点なのが、リサイクルショップ。大手のスポーツ系リサイクルショップにも案外在庫があったりしますので、こちらも視野に入れてみてください。
完成車か、バラ完(フレーム売り) か
ロードバイクの買い方には大きく2通りあります。①予め組まれたメーカーのセット(完成車)を購入する、②好きなフレーム、コンポ等自分の求める組み合わせで組み上げる (通称バラ完、フレーム買い)
それぞれのメリットデメリットは以下の通り。メーカー・モデル・グレードによっては完成車のみ、フレーム売りのみだったりするので、欲しいフレームから決めると買い方が限定される場合もあります。
【完成車】
- メリット
- 同じアッセンブルでバラ完する場合よりもコストが安い
- 予め8割組まれた状態で納品されるので組み上げるのが楽
- 選ぶ物が少ない
- デメリット
- 完璧に求めるパーツの組み合わせの完成車は難しい
- 気づきにくい所でコストダウンされている
- 分納できない
【バラ完】
- メリット
- 1から10まで自分の好きな物で組める
- 最初から好みで組めるので、結果的には余計なコストが少ない
- コスト分配が自分でコントロールできる(どこを拘るのか)
- デメリット
- 組み立ての手間・コストがより多くかかる
- 好きな物で組むため、コストが上がりやすい
- 全て自分で選ぶ必要がある
自分に合うサイズの欲しい物を選ぼう
極論、どんなロードバイクだろうと、自分をワクワクさせてくれるバイクならばそれが正解です。あとは、サイズを間違えず選び、自分が求める「こと」を、なるべくコストのを押さえながら手に入れられる選択肢を考えることが重要です。買った後のことも考えて、トータルで計画していくと余計な出費が抑えられます。自分が欲しいバイクはどんなものか。そのバイクを最初から手に入れるのが良いのか、少しづつ手を入れて育てていきたいのか。そのあたりも踏まえつつ、完成車が良いのか、バラ完が良いのかじっくり計画を立てましょう。悩んでいる時間も楽しいものです。ぜひ自分がワクワクする一台を手に入れてください。
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