
どうも!しんパパです。
私はロードバイク歴7年のホリデーライダーです。
乗るのはもちろん、自分が乗るロードバイクも自分で組んでいます。
これまで1から組んだ台数は4台、オーバーホールは毎年1台は行っています。
そんな私が、0から始める自転車DIYについて教えます。
自分で自転車を組んで管理できるメリットデメリット

DIYで自転車を組んで調整する事に対して、「自分で組んだ自転車は危ない」とか、「プロショップが組んだ自転車の方が精度が高い」等、否定的な意見を聞いてDIYを諦めた事はないでしょうか?
私も、一度はそんな意見を聞いて悩んだことがあります。結論として、ちゃんと勉強して、経験して学べば100点にはならなくても、80点くらいは取れます。そして、プロショップでも、70~100点くらいのお店が沢山あることも知っているので自分で組んでメンテナンスして乗る事はそんなに悪い事ではないと断言出来ます。
しんパパが思う、DIYのメリット・デメリットは以下の通り
メリット
- 愛車により情熱が注げる
- 日頃からメンテナンスすることで事故が防ぎやすい
- 出先のトラブルに強くなれる
- 自分らしい自転車が組める
- 工賃が掛からない
- パーツのコストが抑えやすい
デメリット
- 0から始めるのが大変
- 失敗も沢山する
- 大きな失敗も潜んでいる
- 理解のあるショップが見つけにくい
- ショップを経由しないと手に入らないパーツもある
- 手間がかかる
DIYで自転車が組めるようになるようになるメリットは沢山あります。「自分でやる」という選択肢が持てることは良い事です。DIYすることにはデメリットもありますが、理解のある、自転車愛の深いショップと上手く付き合いサポートを受けることで、そのデメリットもカバーする事もできます。信頼できるショップ(DIYに理解があり、ノウハウを教えてもらえるようなショップがベスト)を探しつつ、DIYの道へ一歩踏み出す事をお勧めします。
ノウハウを蓄えた上で、手間・コスト・技術を天秤にかけてDIYするのか、ショップに依頼するのか選択出来るようになれると自転車ライフの幅が広がります。また、ショップの工賃は必ずしも高い費用=高い技術ではないので、ショップに依頼する場合に作業内容・技術の良し悪しが分かるようになるのもメリットです。高い技術に高い工賃を納得度をもって払うことが出来るようになるので、一度はチャレンジしてみることをお勧めします。
自転車DIYの始め方
DIYで自転車メンテナンスを始めようと思うけど、何から手を付けて良いか分からない。
いきなり組むのはハードルが高い!そんな方へ、DIYマスターへの道を3STEPで紹介します。
- STEP1 先ずはここから!日々のメンテナンス・点検を覚えよう
- STEP2 消耗品を交換してみよう
- STEP3 自分で組んでみよう
いきなり自分で自転車を組み上げるのは難しいので、少しづつ手を付けるのが良いと思います。工具も技術も出来るところから少しずつ揃えて行くのが良いと思います。気付くと、あれ?覚えた作業組み合わせたら1から自転車組めるんじゃない?そんな感じに慣れると苦も無く習得できると思います。
STEP1 先ずはここから!日々のメンテナンス・点検を覚えよう

自転車を趣味で続ける上で日々のメンテナンス・点検は欠かせません。自転車を自分で組み上げるという大きなゴールの為に、まずは自転車のメンテナンス・点検を通じて自転車の基本的構造を知りましょう。快適なライドのためにも、自転車を組む目的以外でも習得しておいて損はない作業です。
ライド中のトラブル対応にも応用できるので、DIYに興味が無くても、是非習得しましょう。
初心者が知っておくべき点検・メンテナンスリスト!
- 洗車
- ガタツキ点検
- チェーン・スプロケ・クランクの点検
- タイヤの点検
- ブレーキの点検
- 変速機の点検
いの一番に覚えて欲しいのが、愛車を大切にする精神。汚れたら洗車するところから始めて、気になるところ、覚えておくと良いところから点検・メンテナンスを始めてみましょう!
詳しくはコチラ?【初心者必見】自転車に必要な点検とメンテナンス方法【誰でも出来る】
STEP2 消耗品を自分で交換してみよう

サイクリングで自転車を使っていると、ブレーキシューやタイヤ等の消耗品の減りが発生します。普段乗っているママチャリ等に比べるとその頻度は高く感じると思うので、定期的に交換する必要が出てきます。次に挙げるものについては、定期的に摩耗具合や使用期間、走行距離等を目安に交換する必要があるので、自分で交換してみましょう。
- ブレーキシュー・ブレーキパッド
- タイヤ
- インナーケーブル (シフト・ブレーキ)
- アウターケーブル (シフト・ブレーキ)
- ミネラルオイル (油圧ディスクブレーキ)
- チェーン
- チェーンリング
- スプロケット
- プーリー
- BB
詳しくはこちら?[【DIY】快適な自転車を維持!交換が必要な消耗品とは【中級】]
STEP3 自分で組んでみようく
日々の点検や消耗品類の交換作業を実施していると、ある程度コンポーネントの触り方が分かってきます。STEP2をマスターしたあとは、自分で1台自転車を組んでみましょう。0から組み上げるのはそれでもハードルが高い!と感じる場合は、オーバーホールに挑戦してみても良いと思います。
オーバーホールから学ぶ自転車の組み方

オーバーホール作業の良い所は、「既に完成形が見えている」ことです。完成形からコンポーネントを降ろす作業を行い、その逆の手順で組み上げることで、0から組み上げるよりも楽に組めます。
オーバーホール手順 (分解)
- 変速機は全てテンションが掛からない位置に移動する (フロント:インナー、リア:トップ)
- バーテープを剥がす
- ディスクブレーキの場合、オイルを抜く
- ケーブル類 (ブレーキ・シフター・インナー・アウター)を取り除く
- チェーンを外す
- ホイールを外す
- コンポーネント (STI, FRディレイラー, FRブレーキ, クランク, 必要に応じてBB)を外す
- ハンドル回り・フォークを取り外す
- シートポスト・サドル回りを取り外す
- パーツ一つ一つ清掃する。古いグリスは取り除き、グリスアップする。
オーバーホール手順 (組み上げ)
- フレームにフォーク・ステムを取り付ける
- BBを取り付ける (必要に応じて)
- STIを平行にセットしたハンドルを取り付ける
- FRディレイラー、FRブレーキ、クランクを取り付ける
- チェーンを取り付ける
- ホイールを取り付ける
- アウターケーブルを通し、インナーケーブルを取り付ける
- シフター・ブレーキの調整を行う
- シートポスト・サドルを取り付ける
- バーテープを巻く
0から自転車を組み上げる

オーバーホール作業に加えて、以下の作業を追加すれば0から自転車を組み上げることが出来ます。
- フォークのコラムカット
- プレッシャープラグのセット
- BBの圧入 (プレスフィット式BBの場合)
- アウターケーブルのルーティング決めとカット
コラムカットやBBの圧入等、少しハードルの高い作業もありますが、工具を揃えたり、創意工夫することでクリアできる作業です。そのほか、手間がかかるのは、細かいパーツ等、全て自分で選び揃えなきゃいけないことかと思います。計画し、パーツ類を購入し、調べて組んで・・沢山の手間はかかりますが、その先に得られる技術と、素敵な愛車はプライスレスです。
自身で作業することで、ショップの良し悪しも分かるようになり、より深く自転車を知る事ができるので、大変おススメです。
本サイトでは、0から始めて、1台のスポーツ自転車が組めるようになるよう、記事を追加して、皆様のDIY、スポーツ自転車への情熱を応援したいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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